【世界のこぼれ話】ハリケーン被害にあったウミガメの赤ちゃん200匹を保護 フロリダ州
現時点でハリケーン・イアンにより、フロリダ州で61人、ノースカロライナ州で4人、キューバで3人の死亡が確認されているが、被害にあったのは人間だけではない。
フロリダ州にあるブレヴァード動物園の「ウミガメ治療センター」では、大量のウミガメの赤ちゃんの手当てをしているとフォックス・ニュースが伝えている。
ハリケーン直撃の翌日、ウミガメ保護活動をしている団体が200匹以上のウミガメの赤ちゃんを保護してセンターに持ち込んだという。
同動物園によると、ハリケーンなどの大きな気候の変化で、ウミガメの赤ちゃんが流されることは珍しいことではなく、ウミガメの食糧源やシェルターとなる沖合の海藻も大きな影響を受けるという。
保護されたウミガメの赤ちゃんは、動物園のスタッフとボランティアによって、体長5センチ未満の「孵化したばかりのウミガメ」と5センチ以上の「孵化後のウミガメ」に分類され、手厚い治療を受けている。
魚やエビ、貝を潰して混ぜたものとレタスが餌として与えられているという。
写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.10.4)
シェアする