カナダ南東部のノバスコシア州で、ゴミ集積場の作業員が誤って捨てられた指輪を発見したことが話題になっているとUPIが伝えている。

ケープ・ブレトン在住のアレクサンドラ・ストーカルさんは、「クリーニング後の指輪５つをペーパータオルに包んで乾かしていたが、夫が指輪に気づかず、そのまま捨ててしまった」と話した。

結婚指輪を含む５つの指輪は、ストーカルさんにとって思い出深い大切なもので、地元メディアの取材に、「父が亡くなった際、母がきょうだい全員に作ってくれたメモリアルリングも入っていた」と語っている。

ストーカルさんが、指輪がゴミと一緒に運び出されたと、地元の固形廃棄物移送施設に連絡したところ、対応した作業監督者のJ.B.オブライエン氏は、「回収できる可能性は非常に低いが、捜索してみる」と答えたという。

オブライエン氏と作業員5人が約1,000袋のゴミ袋を開け、約2時間後に作業員のクリス・ウォードさんが指輪を見つけた。指輪発見の連絡を受けたストーカルさんは「言葉を失った」という。

似た出来事として、昨年、オハイオ州ロレイン郡で誤って捨てられた2万5千ドルの現金入りの封筒が無事発見されている。

封筒は冷凍庫に保管されていたが、掃除中に誤って捨てられた。連絡を受けて捜索にあたったリサイクルセンターのオペレーションマネジャー、ダン・ショーウィ氏は、「数人の作業員が探し、約10分で発見できた」と地元メディアに語った。