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ハワイ在住者のためのライフプランのお話

【ハワイ在住者のためのライフプランのお話】社会保障年金について

 社会保障年金は72.7%の退職者以外に配偶者、元配偶者、退職者の子供や障害者などにも与えられます。62歳から退職者は受け取り開始でき、70歳まで引き延ばすことができ、遅らせれば、受け取る額も大きくなります。

 障害者になった場合は早く受け取ることができ、遺族年金は60歳から受け取れますが、気を付けなくてはならないことは配偶者がフルタイマーで仕事をして収入が多い場合、受け取るべきかどうかは慎重に決めなくてはなりません。

申込方法

  • ONLINEで申し込みをする 
  • 1-800-1213に電話をする
  • 社会保障事務所へ行って、直接申請をする。(電話での予約をお勧めします)

納付期間

 抽選やEB5で永住権を取得した方は、受け取る資格を得るには少なくとも10年は働く必要があります。年間最大4クレジットを納めることになり、10年で40クレジットになります。

社会保障の受給

 社会保障はあなたの35年間の最高収入を取り計算されます。達していなければ、足りない年数はゼロ収入になります。現金収入の多い方はしっかり申告していないと、社会保障の受給額は少なくなります。長生きであれば人生の3分の1は老後生活になりますので、快適には暮らせなくなります。

 2022年の満年齢の最高額は$3,345、平均は$1,666ですので約2倍になります。最高の収入を得るには少なくとも35年間、最大課税所得を超えている必要があります。1960年生まれで62歳で申請すると給付額の70%、67歳で100%、70歳まで延ばすと124%になります。70歳を過ぎて延ばしてもそれ以上には増えません。

 元配偶者との婚姻期間が10年以上、62歳以上で再婚していなければ、離婚した配偶者の給付を請求できます。ただ、ご自分の社会保障年金と元配偶者の給付額の50%と比較する必要があります。両方を受け取ることはできませんので、どちらか高い方を選ぶことになります。

 私は満年齢の頃に事務所で情報を貰い大変助かりました。結局70歳まで延ばし、退職せずに税金を支払い続けたので、予想以上に増えました。人生100年と言われています。誰も先のことはわかりませんが、長生きにも備えが必要ですね。ご自分の健康状態と相談して、受け取る時期をご検討ください。もし現在健康で、パートの仕事があるのでしたら、働くことをお勧めします。仕事をすることにより規則正しい生活ができますし、色々な情報が得られるのではないでしょうか。

(日刊サン 2022.8.17)

横江和子

親の介護がきっかけで、アメリカの長期介護や年金に興味を持ち、保険のライセンスを取得。配偶者がメディケアのパートDのペナルティーを生涯払い続けることになり、メディケアの分野を習得し、色々なシニアの医療保険会社の資格を取り、皆様のニーズに合ったプランをご紹介しています。

シニア医療保険スペシャリスト

問合せ先:[email protected]

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