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【誰も教えてくれなかったフットケア】アーチサポートに注目
このコラムは、「足が痛い」「靴擦れする」「あまり歩きたくない」とお悩みの方に、何かのきっかけで、必要な方に「楽になるヒント」をお伝えできれば良いなと思いながら書いています。2022年も少しでも多くの方の靴や足のお悩みに役立てれば幸いです。
皆様は、靴を選ぶ時って何を基準に選んでいますか? 「外反母趾でも痛くならない!」「走れるパンプス」「柔らかくて伸びる素材で軽い」など、甘い誘惑に飛びついてしまいますよね。反対に、「踵が硬い、重い靴」「脱ぎ履きに時間がかかる紐靴」と書いてあったら絶対に選びませんよね。
どちらが良いのか正解、不正解は、誰が履くのか、いつ履くのかによっても変わりますが「靴選びは失敗ばっかり」という方は一度、ご自分の足とじっくり向き合ってみましょう。痛い思いをせずに過ごせるはずです。
最近、気になったのが「足に良いと勧められて買った」靴を履いてる方の多くが「アーチサポートの付いたビーチサンダル」を愛用されていること。(※アーチサポートとは、靴のインソールの土踏まずのところに、丘のように縦ラインにサポートが入っている事です)
この一見良さそうに思える靴の残念な部分が、縦アーチのサポートはあるけれど、横アーチのサポートが無いことです(横アーチとは、親指付け根から小指にかけての横ライン)。横アーチのサポートのない靴でダラダラ歩くと、足指は浮いてペタペタ歩きになります。親指の横が出っ張ってきたり、魚の目ができたり、脛に痛みが出る原因に。歩くと足の一部が痛くなるのは、こすれたり当たったりしているのではなく、横アーチが広がり過ぎて、中で炎症を起こしているからなのかもしれません。
これから靴を選ぶ時は、横アーチのサポートにも注目してみましょう。
ビーチサンダルはサポートが足りないので基本的には避けたほうがいいですが、ビーチサンダルにも例外があります。外反母趾や巻き爪の方が、皮膚に痛みや赤みが出ている時、爪が食い込んで炎症を起こしている時など、カバーシューズが履けない時、立ち仕事で足が疲れ切った時に帰りに履き替える、ワークアウトの後のリカバリーサンダルとして、ビーチサンダルを履くのは正解だと思います。
「靴が悪い」のではありません」。選ぶ靴のサイズやデザイン、履き方が合っていないだけです。一生自分の足で歩くために、靴を自分で選べるようになっていきましょう。