州内での運行を開始して3年となるサウスウェスト航空が躍進を続けている、とホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。
2年目だった昨年は、ハワイへの太平洋便の成長が話題となったサウスウェスト航空だが、今年は島間運行サービスを強化するとしており、秋までに60%増便を目指しているという。
これに伴い、州内での雇用を大幅に増やすという。
CEOのボブ・ジョーダン氏は先週行った会見で、日帰り客やビジネス客の需要を取り込むために、9月までに1日の島間運行を現在の38便から60便まで増加させると発表した。
今年2月にCEOに就任したジョーダン氏は、新しい経営陣とともに6月27日に初めてハワイに訪れ、ホノルルからヒロ、コナ、リフエ、マウイを訪問して、従業員や旅行観光業、地域の指導者たちと会談した。
スター・アドバタイザーのインタビューでは、州による新型コロナ感染抑制のための旅行規制が3月まで継続したことで、ハワイの経済復興が遅れたものの、現在では急速な回復が見られていると話した。
ビジネス客の商用旅行はまだ回復していないが、パンデミックの2年間にどこにも行けなかった人々の「どこかに行きたい」という気持ちが現在の旅行需要を大きく押し上げているという。
今月には、ホノルル〜コナ間とホノルル〜リフエ間の運行を毎日5便へ、9月には毎日6便へ増やし、ホノルル〜ヒロ間を9月には毎日5便へ増便する予定としている。
ホノルル〜マウイ便については7月中に1日8便へ、9月には11便へ増加、リフエ〜マウイ便は7月に1便を就航させる。
コナ〜マウイ便は7月に1日2便へ増加させるが、9月には1便減らす考えだ。
また、コナ〜ラスベガス便、リフエ〜ラスベガス便も就航させるという。
これらの増便に伴って、ハワイ州内での雇用も強化するとしており、従業員数を現在の400人から530人へ増やす予定だ。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.7.5)