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【ハワイ在住者のためのライフプランのお話】メディケアのペナルティをご存知ですか?
政府が発行するメディケアカードにはパートAとパートBがあります。パートAはアメリカに10年以上勤め、税金を支払った方は無料で加入できますので、65歳になったらパートAを申請してください。
しかし永住権を抽選や呼び寄せで取得した、などの理由でアメリカで働いたことのない方は、パートAの保険料を毎月$499(2022年)支払わなくてはなりません。
65歳を過ぎてパートAを申請しても、一般の方はペナルティはかかりません。しかし働いたことがなく永住権を取得している方で健康保険を持っていない方は、加入すべき時期に加入しなければペナルティがかかりますので、メディケアの事務所にいつ申請が可能か確認することをお勧めします。
実際、個人で健康保険に加入するよりメディケアを取得して、パートC(メディケア・アドバンテージ)に加入するほうが安くなります。60歳前後でアメリカに住み始めた方は今からでもパートで10年働いてメディケアを取得することをお勧めしています。
ペナルティがかかって後悔することを考えると、パートBは申請すべきがどうか、65歳になる時点で確認しておいたほうが良いかもしれません。特に従業員が20人以下の会社で働いている方はご注意ください。
65歳前にソーシャルセキュリティベネフィットを受け取っている場合、通常65歳のお誕生日の前にメディケアカードのパートAとパートBが自動的に送られて来ます。一般の方は知らないでこのままにしているとパードD(薬のカバレージ)のペナルティがかかってしまいますので、加入すべき時期に手続きが必要です。
またグループ保険を持っている方はメディケアをいつでも申請できますので、グループ保険とメディケアを両方持つことができます。退職の時期を考え、専門のエージェントにご相談ください。
65歳のお誕生日を迎える方や近々退職を予定している方は、メディケアの準備を3ヵ月前から始めてください。
軍のベネフィットであるTRICARE FOR LIFEとメディケアのパートAとパートBを持っている方はパートCに加入することが出来て、色々なベネフィットがご利用になれますがご存じない方が多いようです。特にスポーツジムにご夫婦で通っている方は年間約$1,200の節約が可能になります。
一旦ペナルティがかかってしまうと、パートBやパートDを持っている限り一生涯払い続けることになりますので、気を付けましょう。
(日刊サン 2022.6.1)
横江和子
親の介護がきっかけで、アメリカの長期介護や年金に興味を持ち、保険のライセンスを取得。配偶者がメディケアのパートDのペナルティーを生涯払い続けることになり、メディケアの分野を習得し、色々なシニアの医療保険会社の資格を取り、皆様のニーズに合ったプランをご紹介しています。
シニア医療保険スペシャリスト
問合せ先:[email protected]