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ワンちゃんと一緒に参加! 楽しく遊んで、ウクライナの動物を救おう!! 5/14 愛犬とドッグチャリティーイベント開催@ハワイカイ邸宅ビーチフロントの庭

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は4月下旬、ロシア軍によるウクライナ侵攻が今年2月下旬に始まって以降、近隣諸国へ逃れたウクライナ避難民は記録済みの人数でこれまで約502万人に達したと発表した。

これはウクライナの総人口の12.3%に相当する。また、この数字にはほかの海外諸国へ個人的に直接避難した30万人以上が含まれていない。

海外への逃避者の大半は隣国のポーランドで、4月20日時点で約280万人。ハンガリーが約48万人、スロバキアが約35万人などだ。

日本も4月下旬現在、820人の避難民を受け入れている。避難民の90%は女性と子どもだという。

また住み慣れた家を攻撃され、国内の別の場所に避難する人も多く、国内外で避難した人は1,200万人以上に上るといわれている。

それにともない、多くの動物が置き去りになっている。

西部リビウの動物保護シェルターでは、これまで、飼い主と離ればなれになった犬や猫など、のべおよそ2,000匹ものペットを受け入れてきた。

保護されたペットは、隣国ポーランドなどのボランティア団体が引き取っていくが、けがをしたり、ストレスなどですぐに新しい飼い主の元に行けないケースもあるという。しかしこれは氷山の一角で、戦争の傷跡は、人間だけでなく、ウクライナのペットや動物園の生き物、自然環境保護区に暮らす野生動物にも甚大な被害をもたらしている。

アメリカでは、カリフォルニア州サンディエゴにある動物たちのためのNGOシェルター、「ヘレンウッドアニマルセンター」などがウクライナのペットへのサポートをスタートしている。3月下旬までに17万ドル以上の寄付がウクライナのペット支援のために送られたという。

ハワイでもさまざまな寄付活動が行われているが、514日(土)にハワイカイの邸宅ツリーハウスでもドッグチャリティイベントが開催される。主催するのはツリーハウスのオーナー梅田英実さん。

「私も犬を飼っていて、自分の犬が置き去りにされてしまった時のことを考えるととても胸が痛みます。ツリーハウスにはビーチフロントに広い庭があります。そこを開放してペットのワンちゃんと共にイベントに参加していただく企画です。当日はワンドリンク付きで、クジに当選した方は、ワンちゃんのスケッチを描いてもらうか、プロのカメラマンにワンちゃんと一緒に写真を撮ってもらえます」

ワンちゃんと共に庭の真ん中にあるツリーハウスに登ったり、ハワイカイの美しい海をバックに撮影をしたりすることができる。

ウエブサイトからチケットが購入でき、チケット代は全て寄付されます。寄付の金額もお気持ちで選べるようになっています。ハワイ在住でない方もウエブサイトで参加できるようにしてあります」

集まったチケット代及び寄付金はすべて「UAnimals」に寄付される。このNPO団体はウクライナのボランティア組織で、ロシアによる侵略が始まってからウクライナ国内の動物の救助や世話に積極的に取り組んできた。飼い主がいなくなってしまったペットだけでなく、動物園のライオンやトラ、動物保護区のクマなども救出保護している。

              (文 奧山夏実)

(日刊サン 2022.5.6)

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