ハワイでは一時期、カウアイ島のハエナ州立公園とマウイ島のワイアナパナパ州立公園の2カ所で、それぞれを訪れる前に予約が必要なリザベーションシステムを導入していたことがある。
州土地天然資源局 (DLNR) は、その予約システムにダイヤモンドヘッド州立モニュメントを加え、5月12日からは州外からの利用者は予約が必要となるとしている。これでダイヤモンドヘッドは、予約が義務付けられる3番目の州立公園となった、とKHON2が伝えている。
「このシステムは、他の公園への適用も想定している。最適なキャパシティ管理に基づく予約システムを構築し、利用者の体験の質を向上させるためには、すでに料金徴収が行われている公園単位で、駐車場業者と密接に連携することが重要な要素となる。これらの大切なパートナーは、公園の来訪者の正確な人数と利用パターンを、日ごと、季節ごとに把握している。
各公園は、利用者の制限と支払い要件が守られるように、補助的な請負業者や十分なスタッフを確保する必要がある」と、DLNR州立公園管理部担当官のカート・コットレル氏は述べた。
DLNRによると、新しい予約システムは、山頂までの狭く曲がりくねったトレイルや公衆トイレでのハイカーの混雑を軽減し、ダイヤモンドヘッド唯一のアクセス・トンネルを出入りする車両の渋滞を緩和することを目的としているという。
州立公園管理部は、ダイヤモンドヘッド以外の近隣地域の駐車場問題を軽減したいと考えているという。パンデミック前、2019年の冬休み期間中に、6千人の来園者を記録している。
定員が一杯の場合、事前にハイキングの計画を立てる必要がある。料金は、これまで徒歩入場者1ドル、車両入場者5ドルだったが、入場料1人5ドル、駐車場代10ドルになっている。これは州外からの来訪者が対象で、ハワイ在住者の利用は無料だ。
詳しくは、DLNRのウェブサイトで。
https://dlnr.hawaii.gov/dsp/parks/oahu/diamond-head-state-monument/
シェアする
写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.4.27)