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誰も教えてくれなかったフットケア 痛みのない足を目指して!

【誰も教えてくれなかったフットケア】シニアの爪切り 2022年

 このコラムは、「足が痛い」「靴擦れする」「あまり歩きたくない」とお悩みの方に、何かのきっかけで、必要な方に「楽になるヒント」をお伝えできれば良いなと思いながら書いています。2022年も少しでも多くの方の靴や足のお悩みに役立てれば幸いです。

 4月に入り、知り合いやお客様とご挨拶する時にちらっと、マスクなしの笑顔に会える機会が増えました。「やっぱり、笑顔って良いな」としみじみと感じています。春になり、何か新しいことに挑戦したくなる時期ということもあるのでしょう。今まで見て見ぬふりで過ごしていた方の、気になる足のトラブルの相談も増えてきました。

 特に気になるのが、「硬くて普通の爪切りで切れない爪」です。放っておくと、木の年輪のような縞模様になったり、ワシのくちばしのような見た目になっていく場合もあります。

 健康な爪の色は、薄いピンクや透明ですが、硬くて切れない爪は、白や黄色や、茶色の筋が入って見えるのが特徴です。産まれて間もなくそうなった場合以外は後天性ですので、病気やケガなどがきっかけで爪の成長に障害が起きます。例えば、指の上に重たいものを落としたとか、長距離を走った、あるいは長時間合わないサイズの靴を履いていたために、爪の色が変わったり、抜けたり割れたりして爪の長さが伸びないといった症状が出てきます。その他にも身体の疾患、内服薬、放射線治療など、自身で防ぐのが難しい理由が原因になることもあります。

 このような硬い爪は、病気や菌以外の成長障害でしたら、正しくお手入れすれば元通りになります。もしくは、ご自分で切れる厚さまで、整えられるようになります。

 病気の場合はもちろんドクターに、病気でない場合はネイルサロンに相談してください。ご家族がいる場合、家族の中に爪が切れなくて困っている人がいないか確認してあげてください。未病、転倒予防になります。

 医療保険の適用は医師の診断・治療が対象になりますので、かかりつけのドクターにご相談ください。ネイルサロンやフットサロンは出張や介護施設への介入は不可能なので、保険対象外となります。

 

 先日、友人からお母さんの爪切りの相談を受けたのでシェアします。

 友人のお母さんは足が痛くて歩けず、今年に入って寝たきりになり、視力も下がって自分で爪も切れない状態になりました。友人が爪を切ってあげようとしたら、爪切りの刃が噛まないほどの厚さになってしまっていたそうです。よくよくお母さんにお話をお伺いしたら、どうやらお母さんが履きやすいように選んだスリッポンタイプの靴が伸びた爪に当たり、痛くて歩くことができなかっただけのようでした。

 「たかが爪されど爪、転ばぬ先の爪」なのです。どうか、皆様も大事にされてくださいね!

誰も教えてくれなかったフットケア 痛みのない足を目指して!No.99

トラブルフット専門家 比嘉 由希子

自身の足のトラブルがきっかけで巻き爪や外反母趾などのメカニズムに興味を持ち、歴史の長いドイツ式フスフレーゲのライセンスを習得。原因から改善策までの提案を行っています。現在ハワイではマッサージセラピスト、ネイリストの技術を駆使し、多くの爪や足の悩みに向き合う日々です。

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