ハワイ州内での映画・テレビ撮影を管理監督するステート・フィルム・オフィスでは、多くのプロダクションから問い合わせの電話が殺到しており、様々なメディアがハワイでロケをしたいと考えているようだとKHON2が伝えている。
ステート・フィルム・オフィスの代表、ドン・ドーソン氏は「『ドギー・カメアロハ M.D.』の撮影、そして、アップルTVではジェイソン・モモア氏の『チーフ・オブ・ウォー』がハワイでの撮影をすることになっており、非常に喜んでいるところです。『ケ・ヌイ・ロード』に関しては検討中だということです」と述べている。
モモア氏の番組についての詳細は明らかになっていないものの、同氏が自らのソーシャルメディアに、「チーフ・オブ・ウォー」に出演するハワイ在住の俳優を探していると投稿している。
キャスティング担当ディレクターたちの話では、モモア氏の番組だけでなく、多くのプロダクションがアジア系アメリカ人を採用しようとする動きがあり、ハワイでの撮影には地元の住民にチャンスがあるという。
キャスティング・ディレクターのケイティ・ドイル氏は「多様性を追求する動きは、アメリカ国内のあらゆるところで起こっており、それが映画にも反映されてくると思います」と述べている。
ハワイ出身の俳優バレン・アーロは最近、ホールマークテレビの「You had me at Aloha」で主演している。
アーロ氏は、「ハワイのストーリーには地元の俳優が欠かせません。ハワイは美しい場所というだけでなく、たくさんのストーリーがあるところです。これからハワイに関するもっと多くの映画や番組が作られて、地元の俳優にチャンスが与えられると思います」と述べている。
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写真: Shutterstock.com
(日刊サン 2022.4.13)